ライフ・イズ・ビューティフル LIFE IS BEAUTIFUL

どんな映画なの?と聞かれると、一言で表すならばずばり『ライフ・イズ・ビューティフル LIFE IS BEAUTIFUL』タイトルどおり、人生はすばらしい!そして美しい!愛のお話しです。

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目次

映画の概要

戦争やホロコーストを題材にした映画というと、とても重くヘビーな内容なのかと思ってしまうけれど、この映画は全編をとおし、凄惨な場面展開もなく、登場人物も二人を取り巻く込み入った関係性もほぼない、父と子と妻以外の人物のストーリー展開もない。あるのは、一人の人間が愛するひとたちのための魔法とファンタジックな物語。特に後半の強制収容された戦時下の状況に現実味がないのではないか、と違和感を感じることもあるかと思うけども、最後まで見てほしい。観終わるまでに感じていた悶々としたもの、戦時下ではありえないとおもえる二人の行動などが、ラストのエンディングまじかに起こる出来事に集約された、夫として父として、ひとりの人間の愛し方と人生をかけたギフト。

「ここが面白かった」

「こういう場面でこう感じた」「なぜその場面がよかったのか」

映画のここがおもしろい

映画を観終わったあとに効いてくる前半の恋愛ストーリー

愛する息子ジョズエが生まれるまでの夫婦の恋愛が描かれている前半のストーリー。愛するドーラに、振り向いてほしいグイドは、数々の魔法をかけていく。彼女の眼には奇跡的で重なり合う偶発的な出来事も、そのほとんどはグイドの仕掛けた愛のかたち。いつも突如と彼女の目の前に現れるグイドに、ドーラは次第にこころ惹かれていく。そして婚約者との半ば強引なお披露目会の最中「さらって行ってほしい」とグイドに本心を伝えるドーラ。馬に乗ったユダヤ人とグイドは会場に乗りこみ「乗って」と合図するグイド。テーブルの上をまたぎ、馬上のふたりは駆け落ち同然、その場を後に去っていく。

よく言われているのがこの映画は、父の子に対する父性の愛の表現だったりするけれど、それだけではなくて、もっともっと深い。ひとりの男、ひとりの人間、ひとりの夫、ひとりの父の愛するひとに愛し方のお話しなのです。愛する息子、そして最愛の妻。対するこの後半にじんわりとほんわか恋愛ドラマの前半からは、そのテイストが180度に反転する後半、天から降ってきた恋に落ちてしまうグイドは後の妻となるドーラに徐々に彼女の心をつかんでいく。半ば駆け落ち同然の結婚に至るまでを色濃く二人が結ばれるまでの前半は、関わる人物もセリフも後半よりは多く

映画のラスト間際にガツン!とくるエンディングの衝撃

ライフ・イズ・ビューティフル映画の公開当時、ラジオを聞いていた時期があって。

ある日、男性のパーソナリティがお気に入り映画の紹介をしていて、いま、上映している「ライフ・イズ・ビューティフル」をぜひ観てほしい!とにかく観てほしい!と熱くあつく語っておられたのですね。

当時、この映画が話題になっていたのかどうかは覚えてないけれど、タイトル(人生はすばらしい)のチェックはしていて、戦争と題名がどうつながるのかな~、観てもいいな、と気にはなっていた映画でした。

以下、ラジオから聴こえる男性パーソナリティの話し

「父親と息子のホロコーストを描いた映画なんだけど、前情報は入れないでいいから、とにかく、観てほしい!そして観た後、しばらくして必ず号泣するから!!もし、そうでなければ、映画代金、俺が返す!!連絡してこい!!」

そう、断言したんですよ。その男性パーソナリティの方が。うろ覚えなので文言は違うかもしれないけど、こんなニュアンスで話していました。映画のチェックはしていたし感動モノならなおさら好みのジャンルなのでその夜、さっそくナイトショーで観ました。

映画の本編終盤、おそらく精神的に(個人的に)かなりの衝撃的なシーンの後、すぐに映画はエンディング。そしてエンドロール。なんだかすごくエンドロールが短かったな。映画館を出て2.3分のところにある横断歩道で青信号を待っている間。繁華街から少し外れた場所にある映画館の周りは、深夜になると人通りも無くなるため、信号の灯りで顔の表情を照らすほどの香料なくなるため信号の向かいには一組の若いカップルがいたけれど顔の表情までは何となくしかわからない。

もう、恥ずかしいけど、青信号待ちの横断歩道で号泣しました。うぅぅ、という声が出るくらいです。突然、涙が押し寄せるというか、こみ上げるというか、急に胸が苦しくなってたまらなくなって、切なくなって。好きなあの娘に振り向いてほしいからみに映画館では泣いてないです。本当に彼が話していた通り、時間差がある!!
いまはもう周知のことですがアカデミー外国映画賞、主演男優賞をとってその、授賞式のパフォーマンスがまた話題になったりした映画。

この記事を書いた人

TR。自由に自分の世界観を表現できる場所があったらいいのにと想像していたフリーペーパー全盛だった頃。楽しく書いていることが伝わったら嬉しいです。コピペ無しオリジナルウェブログ。映画多め。美容関係営業。

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